日本人なら絶対に読むべき
題名からわかるように、日本人全員に読んでほしい本を紹介します。
内村鑑三の「後世への最大遺物」です。
内村鑑三ほどの日本を愛した人でないと書けないような内容で、日本人には心に響くと思います。私もこれを読んだ時はとても共感し、インスパイアされました。
実はこの本、AMAZON kindleで無料で読めるので、ぜひ読んでほしいです。そのため、今回は読んだ感想だけ紹介します。
人生の目的とは
今回紹介した本の中には、後世への遺物が紹介されています。
つまり、より良い未来に向けてできることについて書かれています。この本を読んで思ったことは、この遺物を残すことが人生の目的であるということです。
死ぬ時に何も残らないのであれば、生きた証がなくなってしまいます。
いくらお金儲けをしたところで、仕事で成功したところで、それが後世へ残せるものでなければ意味がないのではないでしょうか?
実は、この本で紹介されているものの一つには、「事業」がありますが、これは大学院で就活を始めた自分にはタイムリーな話でした。
これまでは、「外資で働いてもいいかな。」「小さく起業して税金の少ない海外に住んでみるのもいいかな。」なんて思っていましたが、この本を読んでからは日本のためになる事業をしたいと思うようになりました。
それも、外資で働いても日本経済にはプラスどころかマイナスになり得るし、今の日本の経済問題を知っておきながら、海外で知らんふりして生きるのは、死ぬ時に後悔しそうです。笑
(もちろん、海外移住を否定するわけではないですし、愛国心をもてというのでもありません。)
ちなみに、この本で紹介されている後世への遺物は事業の他にもいくつかあるので、ぜひチェックしてみてください。
世界から見た日本
日本は現在、ひどいレベルで円安が進み、人口も減っており、さらには少子化も進み、将来が心配に思えるほど悪い流れがあります。
円の価値は日本の価値も示すため、今のアメリカから見ると日本は「安い国」と言えるのも事実です。
しかし、私がアメリカに来てから思うに、日本の技術や文化は世界から尊敬されていて、その価値は落ちていないと思います。
そしてもう一つ思うのが、日本人の勤勉さは世界トップレベルです。
日本の経済成長率が他国に比べて著しく低いのは、日本の社会システムに原因があると思っています。(例えば、終身雇用が当たり前の日本型雇用制度は生産性が低いのはいうまでもありません。)
それでも、日本は技術も文化も他国に比べてほこらしいものを持っています。この日本を作ったのは、内村鑑三を含む過去の人々の成果であり、今の日本は過去の人々の遺物でもあります。これからの将来、この日本を守るためにも、次の世代の人々が笑って暮らせるようにするためにも、頑張っていきたいと思う次第です。
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