J1ビザ
J1ビザ
アメリカに90日以上滞在する場合は、ビザが必要になります。交換留学、研究留学やインターンの場合はJ1ビザを取ることになると思います。
しかし、ビザは結構時間がかかり、また手続きが多く面倒なため、早くから準備する必要があります。
この記事では、Jビザの取得方法を解説していきます。
また、ビザの取得において、米国大使館に似たサイトが多く、紛らわしくなっています。下記のリンクが米国大使館のものになります。
https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/index.html?firstTime=No
J1ビザの取得にかかる時間
留学先にDS-2019申請書類を提出してからJ1ビザの取得にかかる時間は早くて1ヶ月半、長くて3〜4ヶ月かかります。DS-2019の発行に1ヶ月以上かかかるため、全体としてかなり時間がかかってしまうでしょう。
DS-2019の発行に3ヶ月ほどかかる場合もあるため、早めの準備が大事になります。
また、ビザ申請の際にミスがあると、そこでも時間がかかってしまうため、念入りに準備しておくことをお勧めします。
J1ビザ取得までのステップ
J1ビザ取得までの手順は以下の通りです。
- 留学・インターン先の決定
- 留学・インターン先に書類送付
- DS-2019発行
- DS-160申請
- ビザ・SEVIS料金支払い
- 面接・書類郵送(2022年5月情報)
- ビザ到着
詳しく説明していきます。
①留学・インターン先の決定
大学に属している場合は、研究室のコネを使ったり、共同研究している海外の研究室を選ぶとスムーズになるでしょう。
どこの研究室とも繋がりがない場合は、いきなり留学希望先の先生に連絡しても返信が来ないのはよくあることなので、一度先生を通して連絡をしてみると良いと思います。
インターン先についても、コネを利用するのが良いでしょう。もちろん、自分で連絡を取っても行ける場合はあります。いきたい企業があったら、コネがなくても諦めず、連絡してみましょう。
②留学・インターン先に書類送付
留学先で受け入れてくれることが決まった場合は、ビザの手続きに入ります。
受け入れが決まっても、全く連絡が来ない場合は、「ビザの手続きをしたい」と連絡しましょう。大体の場合、事務の人につなげてくれると思います。
そうしたら、事務の方から、必要な書類をメールで送るようにと頼まれます。
必要な書類は、学校によって異なりますが、私の場合は以下でした。
- パスポートのスキャン
- CV(履歴書)
- 銀行残高証明書、あるいは奨学金受給証明書
- 英語能力の証明になるもの
どこの学校でも銀行の残高証明書は必要になると思います。
これらの書類はなるべく早く揃えて、早く送ることをお勧めします。
③DS-2019発行
②の書類を送ってからは事務の方の仕事のスピードに大いに影響を受けます。早いと、1ヶ月でDS-2019が手元に届きます。遅いと、3ヶ月かかることもあります。
なるべく、早く提出するようにしましょう。
仮に1ヶ月以上経っても連絡が来ない場合は、催促してみると良いでしょう。
さて、DS-2019が手元に届く前に、事務の方から
「DS-2019が発行されたので、日本に送ります」
という連絡が来ると思います。その時点で、SEVIS NumberとProgram Numberを教えてもらえるはずなので、ビザの申請に取り掛かることが可能です。
DS-2019が届いたら、サインと日付、場所を必ず書きましょう。これを書かないで大使館に郵送した場合は、記入後に再度提出になる可能性があり、大幅に遅れてしまいます。ちなみに、場所は
例. Tokyo, Japan
のように書きましょう。
④DS-160申請
DS-160の申請はなかなか厄介ですが、↓の動画を見ながらだと比較的スムーズに進めます。
動画内でも注意がありますが、セーブはこまめにしましょう。私が実際に作成した時は4回ほど、エラーで最初の画面に戻ってしまいました。幸いセーブしていたので、そんなに大変なことにはなりませんでした。
また、最後には、親族以外の2人の情報を埋めなくてはなりませんが、友達や学校の事務の方などに協力してもらいましょう。
⑤ビザ・SEVIS料金の支払い
J1ビザの料金は160ドルです。日本円だと2万円前後になります。
J1ビザの他にもSEVISの料金を支払わなくてはなりません。SEVISは220ドルで、3万円弱かかります。高いですね…(汗)
これらを支払えばほぼ、手続きは最終段階になります。
⑥面接・書類郵送
通常、面接予約をしてから、面接になります。
時期にもよると思いますが、私が予約状況を見た時(2022年4月末)には2週間後から予約が空いてました。
2022年12月末まで該当者は面接免除で書類郵送のみでビザを申請できます
【面接免除の条件】
- 日本国籍を有する
- 日本に滞在している
- F、Mまたは一部のJビザ(中高生、大学生、教授、研究者、短期滞在学者、専門家に限る)を申請する
- 日本、米国、またはその他の国で逮捕されたことがない
- 次のいずれかの条件を満たしている:
- 過去にESTA(電子渡航認証システム)を利用してビザ免除プログラムで渡米したことがあり、ESTA申請が却下されたことがない。
- ビザの種類に関わらず、14歳以降に米国ビザを発行されたことがある。
上記に該当する方は↓の動画を見て郵送申請を行ってください。
⑦ビザ到着
ビザ申請書類郵送から1週間後くらいに、ダッシュボードに以下のようにパスポートの所在が示されました。
そして、私の場合
ビザ申請書類郵送から10日後にビザが届きました!
ビザ代行を利用するべき?
ビザの申請にはビザ代行があります。
しかし、ビザ申請の代行サービスには10万円前後かかってしまいます。ビザの申請には、ビザ料金とSEVISの料金で元々5万円ほどかかってしまうため、加えて代行サービスを利用するとかなりの金額となってしまいます。
ビザの申請はそこまで大変な作業ではないので、お金を節約したい人や時間が少しでもある人は自分で申請したほうが良いと思います。
コメントを残す